ヤリへん 最終回

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それとついにヤリへんが最終回となった。

連載何年かはマジで忘れたが、とにかく長くヤラせてもらったのだけは確かである。

ヤリへんは、作家と編集者の物語である。

お他人様の作品なら、聞かれてなくても7500字は語るし、推しの話なら本一冊分書けるのだが、自分の作品についてになると、途端に語彙が消滅してしまい「燃やせるか否か」しか言わなくなってしまう。

燃えるか燃えないかで言うと、ヤリへんは①②は書籍でも出ているが続刊は電子書籍のみなので「端末を叩き割ってまた買う」または「アカウントを作っては消しまた買う」ことが推奨されている。

ヤリへんは、作家と編集者の話である。さっきも言ったかもしれないが、死んだ語彙の蘇生に失敗したので仕方がない、ザオラルしか唱えられないのだ。

どういういきさつで、この作品を始めたかはマジで忘れた、さっきからマジで忘れたことばかりだが、マジで忘れているのはヤリへんのことだけではないので安心してほしい。

だがもちろん投げやりに書いていたわけわけではない、それどころか他作品の4倍は力を入れて書いていた、私の標準ページ数は4枚で、ヤリへんは16ページあったのだから当然だ。猫工船なら2Pなので8倍力を入れている。

どれも一生懸命書いているのだが「一生懸命さが伝わらない作風」なので仕方がない。

ともかくヤリへんは、作家と編集者の話であり、携帯とかで見るのが前提だったので、エロを入れようという感じで始まった、それが思った以上に長く続けさせてもらえて、だんだんストーリー漫画っぽくなっていった。ストーリー漫画というのは、1話完結ではないので、先のことまで考えながら書かなきゃいけないから大変だなと常々思っていたのだが、自分がやってみてわかったのは「必ずしも先まで考えてない」ということだ、全然考えてないが、何か考えている風のラスト1コマで、続きは2週間後の俺が考える、という感じでヤリへんの連載は続いた。

それ故に回収しきれてない所は多々あるのだが、それでも、一応自分なりにきちんと終わらせられて本当に、マジで良かったと、震えんばかりに安堵している。

とくに続刊⑤あたりから、やたら長くてシリアスな話が入るのだが、あれを書いている間「これの途中で終了が決定したらどうしよう」とかなりヒヤついていた、さすがにあの途中で終わったら、男坂かみかんを書くしかねえ、と思った、それもちゃんと最後まで描けて、主役の話もまとめられたのだからもうそれだけで万歳である。

そんなヒリつき加減も一緒に楽しんでくれるとありがたい、ご愛読ありがとうございました、カレー沢先生の来世にご期待ください

 

この前描いた漫画の続き




 

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