ひとりでしにたい3話目

ひとりでしにたいはコミックデイズにて、毎週日曜日再放送連載中、新規連載再開は10月頭を予定しています。

孤独死しないためには、金ももちろん重要だが、残念なことに周囲との繋がり()もかなり大事なのである。

だが、私のように3歳ごろから明らかにコミュ症で、ぬきうち家庭訪問常連シード選手みたいな奴だと、早い内から「老後も孤独に決まっている」とわかっているため、他に対策を考えることも出来るかもしれないが、逆に、友達も多く親戚付き合いもあると思っていた人間が、老齢になって「割と周囲どころか実子にも嫌われていた」ことが判明するケースもあるので、やはり絆()全振りは危険である。

3話目のエピソードは、ほぼ実話を元にしているのだが、このように、相手と仲良くしようと思って「ちょっとモーゼがここ通りますよ」というレベルの溝を作り出してしまうこともある。

金を作り出すのも難しいが、ある意味最も難しい孤独死対策が「周囲との良好な繋がり作り」なのかもしれない。

 

そもそも、人間関係というのは徐々に作るものなので、急に距離を詰めてきたら、相手は引くに決まっている、老になってから急に周囲とのつながりを持つのは難しい。

むしろ、小学生の時に作れなかった友達が全てが衰えている老になって作れるわけがない。

 

ならば、金のないコミュ症はのたれ死ぬしかないのか、というと、日本は何がなくても最悪それだけは免れられる(という設定)ようになっている。

それが3話目で紹介されている「セーフティネット」の活用である。

金もない、助けを求める家族も友人もないとなったら、国(行政)に頼れということだ。

もちろん、生活保護での暮らしも当然楽ではないが、最悪餓死ぐらいは免れることができる。

しかしそういう弱者救済制度は大体「挙手制」なのである。

「ぼくはちんちんがでっかいでーす」と地獄のミサワのように自己申告しなければ、ちんちんがデカいことが相手に伝わらないのと同じで、こちらが「困ってまーす!」と自己申告しなければ、助けてもらえないし、それ以前に「そういう制度がある」ということを知っていなければいけない。

 

よって、まず、自分が困った時にどこに頼れば良いかを調べておかなければいけない。

それも出来れば困る前にしておいたほうが良い。

本当に困ったら、そんな気力がないし、電気が止められているなど、情報を得る手段さえなくなっている恐れがある。

国が「こういう制度がある」とちゃんとアナウンスしていないのが悪いという意見もあるが、市役所などに行くと、結構そういうリーフレットは置いてある、だが何せ関係ない時にはそういうものが視界に入らないのである。

 

ガチャを回す時は「マーリン1枚などと言わず11枚全部マーリンを出す」という「最強の自分」をイメージすることが大事だが、実生活でそれをやるのは大変危険であり、調子が良い時の自分しか想定していないと、困った時にどうしていいかわからない。

また、自分が弱者になる可能性を1ミリも考えていないと「弱者支援なんかするな自己責任」などと言って、自分が弱者になった時、それが美しい弧を描いたブーメランとなって、自分の心臓にぶっ刺さる。

常に「最悪の事態」を想定することの方が大事なのだ。

 

もし、市役所に用がある際は「最弱の自分」になったつもりで行ってみよう、そうすると今まで見えなかったものが色々見えて来たりするものだ。

 

 

続きはまた来週日曜更新されますが、しゃらくせえという人は単行本を買って燃やしてまた買いましょう

 

 

 

 

 

 

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